書評 book review 2004 8 29

書名 「うそつき病」がはびこるアメリカ
著者 デービッド・カラハン
出版社 NHK出版
THE CHEATING CULTURE
DAVID CALLAHAN

 私は、心配していたのです。
なぜ、アメリカは変わってしまったのか。
かつてのアメリカは、自由で寛容な国だったのです。
そして、常に少数意見にも耳を傾ける国だったのです。
 ところが、今のアメリカは、企業においては、
エンロンの破綻など、
投資家から見れば、「うそつき」と言いたくなるような、
アメリカの信頼を崩壊させる事件が起きました。
 身内資本主義は、発展途上国には、よくありますが、
投資家は、「アメリカよ、お前もか」と言いたくなったでしょう。
 そして、今や、アメリカ市民は、
共和党支持者と民主党支持者に分かれてしまい、
お互いに、批判を繰返し、反目しています。
 今のアメリカは、
不自由で、不寛容な国になってしまった。
そして、少数意見には、誰も耳を傾けなくなったのです。
 参考までに、
NHK出版の本の紹介欄には、こうあります。
「うそつきは成功の始まり
ズルをしないと生き残れない社会
勝ち組になろうとするあまり、
アメリカ人はうそをつき、ズルをするようになった。
過酷な自由競争が生んだ極端な弱肉強食世界。
現代アメリカの病理を気鋭のジャーナリストが明快に分析する。」
 しかし、アメリカには、希望がある。
「自由なジャーナリスト」と「自由なジャーナリズム」がある限り・・・・・。


























































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